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2006年7月24日(月曜日)

河村家住宅調査報告書(3)

6.特徴
  主屋は、御林守の住居遺構として貴重であることや、建立年代も明確であること、
  さらに建築史的な価値を有することなどから、金谷町の文化財に指定されている。
  建築規模も大きくて御林守の住居に相応しく、一般的な民家とは異なる風格を見せている。

  しかし本建物は、昭和47年度に実施された静岡県内の民家緊急調査からは漏れており、
  その特色や価値が適切に評価されているとは思われない。
  
  その理由として、寛政5年の建立当初の建築様式が明らかでなかったことが挙げられる。
  すなわち、柱や梁・その他各部材などをよく調べてみると、
  現在の平面とは異なる形式が復原できそうである。
  
  僅かではあるが一部の例を述べると、「トコノマ」と「イマ」が並ぶ中央の部屋筋は、
  現況とは異なり、「イマ」は南隣へ1間延びた広間となり、
  「トコノマ」には当初は床の間がなかったのではないかと考えられる。
  推定復原される広間の上部には、当時を偲ばせる豪快な梁組が2室にまたがって架けられており、
  架構の特徴を示している。
  
  このように建物全般に亘って痕跡調査を行ない、寛政5年当初の建築様式を復原すると、
  現状とは全く異なる平面となり、
  県内における他の民家には殆ど類例を見ない独特な形式になると思われる。
  このことは、御林守という役職の住居を、一層特徴付けることに繋がるのかもしれない。
  
  いずれにしても、痕跡調査を主体とする詳細調査の必要が感じられる。

  (「6.特徴」のつづきはまたあした)


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