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2008年4月16日(水曜日)

文化を愛する心

「梅がほしいんじゃないんです。
 文化財のお役に立ててほしいんです」

「梅は1キロもあればいいんです。
 この里山の風景をまもってほしいんです」

たくさんの来客やメールや電話などから
絶え間なくその言葉を聞きました。

日本の文化や風景を愛する心は
まだ命脈を保っていたのです。

そんなものは消滅したのだと
なかばあきらめていたのに、

「たいへんでしょう。
 がんばって歴史を守って下さい。
 私たちが応援しますから。
 
 いちど失われたら、
 二度と還っては来ないんですから」

その言葉に、胸が熱くなりました。

多くの方が

「草刈りのときにはボランティアで参加しますよ」

そうおっしゃって下さいました。

この滅びゆく国に
だれもが愛着を持っていると知りました。

都市に仕事を求め
都市に骨を埋めることになった
嘗ての田舎の少年少女たちは、
心の底で
故き良き日本を求めていたのです。

廊下の風鈴にさわるひとがいました。

目をほそめて
しばらくその音に聞き入っていました。

風鈴の
音と音との合間の
静寂のなかで
おさないころの
自分の家に帰っているかのようでした。

国が5000万人の無辜の国民を欺いても、
国民は黙って日々の暮らしをつづけています。

この国の非道さに
もう疲れたはずなのに
我が家にお見えになった多くの方々は、
鶯の声に驚き
そしてそのしずけさに感嘆し
この国の里山のたたずまいを深く愛しているようでした。

これこそが
日本の伝統文化を守るこころなのです。

このなにげない温かな心が
本当の意味での「文化を愛する心」なのです。

文化財保護について語り、討論し、
そしてその長い道のりの果てに
ようやく多くの理解者に出会うことができました。

心から感謝申し上げます。

文化財保護コメントバトルに参加して下さった多くの方々

梅の木オーナー制を提案して下さった諸田さま

そして「梅の木オーナー」の募集を
世界に呼びかけて下さった茂木健一郎先生
(世界に、というのは、
 茂木先生の「クオリア日記」の呼びかけに応えて
 ニューヨークからもお問い合わせがあったのです)

新聞記事に取り上げて下さった静岡新聞島田支局の内山さま

そしてなにより
「梅の木オーナー」にお申し込みいただいた多くの皆さま

寛政五年に建てられた「御林守河村家住宅」を中心にして
この屋敷やそれをとりまく里山の風景を
どのように維持保存したらよいのか
それについて様々な提案をし参加して下さった多くの方々に

ここに謹んで感謝の意を表します。

しかしだからといって、
全国から寄せられた温かいエールに
甘えてばかりはいられません。

皆さまのご期待に添うべく
私と妻と娘と、力の限り努力いたす所存です。


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